今回は、2年ぶりに廣瀬神社の奇祭「砂かけ祭(御田植祭)」を見学します。JR大和小泉駅の大和郡山市からスタートして、安堵町から川西町、河合町を経てJR法隆寺駅までの14Kmのウォークになります。中心となる「砂かけ祭」以外にもコース途中に多くの見所がありますので、簡単にご紹介します。

善照寺: 境内に二ホンミツバチと共生している珍しい「冨生の松(樹齢約300年の黒松)」があります。根が地上に盛り上がるように作られており「根上りの松」と呼ばれています。
泡波神社(飽波神社): 聖徳太子創建の神社で御祭神は素戔鳴命。「安堵なもで踊り」は雨乞いの踊りとして知られており、雨が降り念願が達成された時に踊ったとされ、毎年10月第四土曜日に奉納されます。その他、太子腰掛け石があり、拝殿の蟇股もユニークです。
極楽寺: 587年に聖徳太子が建立したと伝えられている。本尊は像高139cmの阿弥陀如来坐像(重文)、大般若経全600巻と「広島大仏」が知られている。定印を結ぶ阿弥陀如来坐像で高さ約4m、全身に金箔が施されている。広島で祀られていたが約50年間、行方不明であったが、ようやく寺に戻り安置されている。
聖徳太子のオブジェ案山子: 太子をモチーフにした高さ12mの案山子。太子道沿いにあり、法隆寺の方向(北西)を向いています。
油掛け地蔵(石造地蔵菩薩立像): 太子道(筋違い道)沿いにあり、1523年に造立。舟形光背を持つ像高152cmの立像で泥田にうずもれていた。クサ(できもの)が出来ている子の母親がお地蔵さんにお祈りして油を掛けると、クサが治った伝承がある。願をかける日には油を掛ける習わしがある(燃灯供養)。当時、この地は水害が多い地域であったため、油を掛けて水をはじくようにということから油掛け地蔵と呼ばれている。
島の山古墳: 川西町唐院にある古墳。全長200mもある大型の前方後円墳。築造は5世紀の初頭。馬見古墳群の北群を構成する古墳の1つで、国の史跡に指定され、出土品は国の重要文化財に指定されている。
廣瀬神社 (河合町大字川合)
主祭神は若宇加能売命(わかうかのめのみこと)で、別名、廣瀬大忌神とも呼ばれる。神社は曽我川、大和川、飛鳥川など奈良盆地内を流れる河川のほとんどが合流する地にある事から水の守り神で、古来より氾濫を防ぎ、水田を潤し、五穀豊穣や食物を守るとされる。
2月11日の例祭(御田植祭)は、砂を雨に見立てた祈雨の神事で、拝殿前の広場に青竹4本を立てて注連縄をはり、田に見立てて田植えの所作を行い、それに対して参詣人と田人・牛に扮したひとが一斉に砂をかけあうために「砂かけ祭」とも呼ばれる。拝殿での「殿上の儀」と拝殿前の広場での「庭上の儀」があり、砂かけ祭は庭上の儀の事です。田人・牛に扮したひとが田植えの所作をしながら一周してから、砂のかけ合いが始まります。子供も大人も砂を防ぐために完全防御で大きな砂玉を作って待ち構えます。もちろんカメラマンの皆様も完全防御で臨みますが、大切なカメラに砂が入ってトラブルになっていますので細心の注意が必要です。砂が舞うほど豊作になると云われています。14時から数回行われますので、
皆様も砂がかかりにくい場所をさがして、この神事をご覧ください。