今回は、「大和の国中(くんなか)・奈良盆地一周ウォーク」の第2回目です。
美しい日本の歩きたくなるみち500選にも選ばれて人気のコース「山辺の道」を天理から桜井まで17Kmを歩きます。皆様は、たわわに実った柿、黄金色に色づいた稲穂、真っ赤な彼岸花が咲いている季節に歩かれることが多いと思いますが、冬季に歩く「山の辺の道」も趣があり皆様を楽しませてくれます。
防寒対策を十分にして多数の皆様の参加をお待ち申し上げます。

石上神宮…主祭神は布都御魂大神。『日本書紀』によれば、神武天皇が東征の際、気を失った神武天皇に授けられた十握剣で、邪神を倒した剣として祀られています。拝殿は、鎌倉時代初期に建てられた現存する最古の建物で、国宝になっています。また、天の岩戸開きの神話に、常世の長鳴き鳥を鳴かせて闇を払い夜明けを告げ、天の岩戸を開いたという神話により、鶏は神道(神社)と大変関係の深い吉祥の霊鳥とされており、境内に放ち御神鶏として大切にされています。
御神鶏は毎晩、木にとまって眠りますが、暑さや寒さ、台風や大雨の時でも落ちません。この御神鶏にあやかり、試験、運気、人気、業績、高所での仕事、など落ちない事を願う方は絵馬を奉納するとよいと云われています。
竹之内と萱生(かよう)の環濠集落…大和の各地には中世、自衛のために集落の周りに濠を巡らせて村内が見渡せないように、道も曲げたりしていました。今もこの両町には当時の濠が残っています。また、このあたりには古墳が沢山あり「萱生の千塚」と云われ、大和王権について考えるうえで重要な地域になります。
夜都伎(やとぎ)神社…春日四神を祀り、春日大社と縁故が深く、若宮社殿と鳥居が下げられるのが例とされていました。また、拝殿は立派な藁葺きの拝殿です。拝殿の扁額では文字が異なり、「夜登岐神社」となっています。
檜原神社…大神神社と同様本殿は無く、三ツ鳥居を通して奥の神籬を拝みます。主祭神は天照大神で、御神宝を伊勢神宮に遷したのちもこの地で引き続き天照大神を祀ったことから、「元伊勢」と呼ばれています。お彼岸の頃に二上山の雄岳と雌岳の間に沈む夕日は絶景です。
大神神社…本殿がなく、拝殿奥の三ツ鳥居を通して、神体山である三輪山を拝む、原初の神祭りの形態を伝えています。御祭神は大物主大神で、大国主大神の幸魂奇魂(さちみたま、くしみたま)とされています。拝殿前の玉垣で囲まれた樹齢約400年の大杉に何時の頃からか蛇が棲みついたことから、この杉を「巳の杉」と呼ばれ、白蛇の好きな卵やお酒が供えられるようになりました。また、拝殿は寛文4年(1664)に徳川4代将軍家綱が再建され、重要文化財に指定されています。