今回は、早春の城下町、大和郡山の「第8回大和な雛祭り」を楽しみます。平坦な道で歩きやすいところですが、ステッキを使用されている方はお持ちください。

稗田(ひえだ)環濠集落・売太神社…環濠集落とは、集落の周囲に濠を巡らせた集落のことをいいます。室町幕府の後半には幕府の力が弱まり、治安が悪くなっていました。村を襲って米や金品などを奪う盗賊が横行したため、村は自衛のために集落の周囲に濠を巡らすようになりました。奈良盆地には多くの環濠集落が存在していましたが、都市化の波の中で濠は埋められ、道路や宅地へと変わってきましたが、稗田の環濠集落は当時の姿をよく残しています。
売太神社はこの稗田の集落に鎮座しています。御祭神は稗田阿礼(ひえだのあれ)。とても記憶力に優れ、天武天皇の命で豪族に伝わる伝承を暗誦したことが有名で、これを基に太安万侶(おおのやすまろ)が『古事記』を編纂しました。
郡山金魚資料館…大和郡山の金魚は柳沢吉保の子・吉里が甲斐の国から郡山藩主として国替わりした時に持ってきたと伝えられています。下級武士の内職として飼われ、徳川末期から明治の初期にかけて、その養殖技術が付近の農家に伝えられたことから、日本の主要産地に発展しました。有限会社やまと錦魚薗が運営されており、その敷地の奥に“金魚観音”が立っています。
犬塚…『大和名所記』(江戸時代に書かれた大和の観光ガイドブック)に、聖徳太子の愛犬、雪丸(白雪丸)を埋めた塚が紹介されています。この地は平成29年1月16日、NHK奈良ナビで放送されました。
郡山城城址公園…既に紅、白、黄色などの梅が咲いており、美しい梅を眺めながらの昼食タイムです。
大和な雛祭り…旧城下町一帯で、メイン会場「箱本館紺屋」「箱本館紺屋」をはじめ、寺社、登録有形文化財の町家、商家、町家など128の会場で雛人形が展示されます。「箱本館紺屋」は雛段を囲むように“つるし雛“が所狭しと吊られています。桃や猿、俵ネズミ、ウサギなど百種類を超える飾りには、子の成長を願う親の愛情が込められているとのことです。
「箱本館紺屋」は川本家での雛人形です。階段に並べられた雛人形には思わず目を見張ります。また、成りきりお雛様体験コーナーもあります。お雛様(男性はお内裏様)に着替えて記念写真を撮られたらいかがですか。
その他にも可愛い、素敵な雛人形がたくさん展示されています。行き交う車に注意しながらお楽しみください。