「うるはしの大和路一周ウオーク」は早や5回目となりまして、大和盆地の南端に位置する御所市を歩きました。
前回から引き続きまして、今回は吉野口駅からJR・御所駅までの古道「巨勢の道から葛城の道」を18kmウオーキングしました。
駅前広場で出発式の後、晴れ渡った爽やかな青空の下、参加者214名は9時50分元気にスタートし「巨勢の道」へ、この「巨勢の道」は、飛鳥からここ古瀬を経由して五条市を経て和歌山に至る古道で、JR和歌山線沿いを南へ暫く進み古瀬地区に鎮座する「川合八幡神社」へ、この神社では奇祭の「ヒキアイモチ行事」が10月に開催される祭事で、神社の説明板によりますと、藁を編んで、中に餅を入れた「コグツ」と呼ばれる袋を神前から落とし、それを担いで石段を駆け上がり、これを数回繰り返した後「コグツ」についた綱を子ども達が境内で引き回し、最後に中の餅を配るという祭事で、以前は男達が餅を奪い合う勇壮な行事だったとか、社殿には過去の「コグツ」が保存されていました。
神社を後にして、爽やかな風が吹く中、新緑に覆われた美しい里山風景の山間の長閑な集落が点在するなだらかな上り下りの道が続く「巨勢の道」を列は整然と快調に歩みを進め「栗坂峠」に到着、視界が開け、正面には澄み渡った空の下、雄大な金剛山が目の前に、迫力あるその景色に癒されながら峠を下り栗坂集落から葛城川上流と並行する「巨勢の道」を南へ進み、船路(ふなじ)集落へ、山裾の高台にある新緑に覆われた関西花の寺第22番札所の「船宿(せんしゅく)寺」に11時過ぎに到着、ここでトイレ休憩を取りました。

「船宿寺」で約15分程度の休憩後、船路地区の長閑な風景の山裾の緑に覆われた細い急な坂道を南へ更に上り進み国道24号の鴨神交差点へ出ました。
この辺りが「風の森峠」で、「葛城の道」はここを起点として、金剛・葛城山の東側山麓の標高約300m〜150m付近を南北に走る山裾の道で、葛城市の「竹内街道」に至る古道です。
交差点から始まる「葛城の道」の緩やかな坂道を西へ上り進み、前方には金剛の山並みを目の前に望みながら、この付近「風の森峠」の爽やかな風を頬に受け田園風景が広がる鴨神地区集落を進み、金剛山東山麓に鎮座する「高鴨(たかかも)神社」へ11時50分頃到着、この神社は、京都の上賀茂神社を始めとする全国の「鴨・賀茂・加茂」神社の総社とされています。
朱色の鳥居から鬱蒼と茂る木々の静なたたずまいの境内に入り、国重要文化財の本殿に参拝や、池の鯉と戯れる参加者等々、10数分の休憩の後神社を出発、神社の西側を回り歩みは緩やかな上りの道を北へ進み行くと、眺望が開け標高が約300m付近の田園風景が広がる伏見地区へ、一部の田圃では田植えの準備の代かきする光景も目に入り、爽やかな風が吹く澄み渡った空の下、右方向には多武峰や高取の山々をその前方には大和盆地が見え隠れする景色を望みながら、県道30号御所香芝線(山麓線)から、急坂を上って古刹で約1050年もの歴史ある「吐田(はんだ)極楽寺」に12時25分頃先頭が、アンカーは10数分遅れで到着しました。
ほぼ中間地点に位置するこの「極楽寺」の広い境内をお借りして、珍しい鐘楼門や荘厳な本堂を見ながら、又、美しく手入れされた境内の庭園や寺の周辺で思い思いに昼食休憩を摂りました。

午後も爽やかな風が吹く中、13時10分「極楽寺」を出発、県道30号から柿畑が広がる中の坂道を下り南郷集落に鎮座する「住吉神社」から「葛城の道」を北上、葛城山を正面に望みながら田園風景の中を、更に緩やかな坂道を下り佐田集落から古い民家が軒を連なる長柄の集落へ、重要文化財指定の「中村邸」など歴史の重みを感じる長柄集落の家並み通り抜け、「一言主(ひとことぬし)神社」の大鳥居から西に方向転、杉並木の参道を進み、一言だけ願いを聞いて下さる「一言主神社」へ、13時30分頃到着、長い階段を上り拝殿に「一言」の願いを拝する参加者も、10数分休憩の後神社を後にしました。
山裾の道や田畑の畔道を進み、「綏靖(すいぜん)天皇葛城高丘宮跡」の碑が建つ杉木立の中を抜けると、視界は開け澄み渡った青空の中、前方には大和盆地を望み楢原集落内に鎮座する「九品寺」を経て、田園風景が広がる右前方はさらに広がる大和盆地が畝傍山をはじめとする大和三山も目に、遠くは大和青垣の山並みの大パノラマを眺望しながら「六地蔵石仏」へ、ここで「葛城の道」と分かれ東へ歩みは進み「鴨山口神社」へ、列が少し離れ離れになったので小休止アンカーの到着を待って、櫛羅地区の田園の中の狭い道を大正小・中学校を経て「柳田川」沿いの新緑の桜並木堤防道路を進んで、国道24号を越えて暫くしてゴール地点とし、先頭は15時15分頃、アンカーは10数分遅れでゴールしました。
完歩証明として御所市のマスコットキャラクターの「ゴセンちゃん」を印刷した「IVV」を受け取り、JR及び近鉄電車で夫々帰途に着かれました、今日は朝から爽やかな風が吹き、午後は少し汗ばむ様な気候でもありましたが、絶好のウオーキング日和ではなかったでしょうか、18kmの長距離完歩お疲れ様でした。