暑い季節も去り、朝夕すっかり涼しくなり暦は早や神無月10月、今日の例会は天候にも恵まれ、今年4月にオープンした「天理駅前広場コフフン」に259名の多くの参加者を迎え、大和盆地の東に連なる美しい大和青垣の山々の山裾を縫うように続く、日本最古の道「山の辺の道」を歩きました。
出発式を終え「コフフン」を9時50分頃曇り空の中スタート、大集団は天理本通り商店街を東へ進み、天理教教会本部前から布留山(ふるやま)の北西麓の高台に鎮座する「石上神宮」へ、鬱蒼とした森の常緑樹に囲まれた日本最古の神社の一つで、烏骨鶏(うこっけい)等の多くの鶏に迎えられ小休止を取りました。
「石上神宮」から東海自然道に指定されている「山の辺の道」を南へ、黄色く熟れ始めた柿畑を進み、永久年間(1113〜18)に創建された寺で盛時には大伽藍を持っていたと伝えられ、明治の廃仏毀釈で廃寺となり、今は境内の池をわずかに残すのみとなった「内山永久寺跡」を通り進み、柿畑では早くも柿を収穫する農家の方々を横目に見て、柿畑から竹藪や雑木林の中の急な石畳の坂道を上り下りして「天理観光農園」に到着、ここで暫しのトイレと列詰め休憩を取りました。
 農園を後にして、一般道路から再び狭い自然道へ進み、こんもりとした森の中に鎮座する拝殿が珍しい茅葺屋根の「夜都伎(やとぎ)神社」の境内を通り抜け竹ノ内環濠集落へ、この辺りから両側に視界が開け大和青垣の山々や黄金色に輝く稲穂が広がり、右手遠くには二上山から金剛・葛城の山々を望み、道沿いには地元農家が朝取りした野菜や果物類を売る無人販売所が所々に現れ、買物や覗き込む参加者を尻目に歩みは進み、手には野菜等が入ったビニール袋を持つ後続は長く離れ離れとなりながら、雲間からは太陽が顔を出し少し汗ばみながら周囲の景色を楽しみながらのんびりと、又、沿道に咲く満開のコスモスに癒されながら、萱生(かよう)町環濠集落内の「西山塚古墳」前を通り、「念仏寺」の広い墓地内を進み門前の巨大石造りの小坊主に見送られ、最古の御社「大和(おおやまと)神社御旅所」から今年4月リニューアルオープンした「天理トレイルセンター」に11時50分頃先頭が約10分遅れでアンカーが到着、ここで昼食休憩を摂りました。

新しく改装されたセンターで思い思いに昼食を終え、ここでJR・柳本駅へ中間ゴールされる27名を後にして12時45分出発、「崇神(すじん)天皇陵」を過ぎると晴れ渡った眼下には大和盆地が広がり遠くは、二上山など美しい山並みや黄金色の田園風景を望みながら「景行天皇陵」を経て、早くも長くなった列は「山の辺の道」を南へ南へと歩みは進み、目の前には円錐形の三輪山を望みながら穴師集落から、一般道路を経て三輪山山裾の高台の道に入り、この辺りからも大和盆地や更には遠くに見える生駒山や矢田丘陵等の美しい景色を望み進み、三輪山西北の山裾に鎮座する、大神神社の摂社の一つ「檜原(ひばら)神社」に到着、参拝、神社正面から眺める二上山の景色を楽しみしながら、アンカー到着まで休憩を取りました。
アンカー到着後、杉・檜や雑木林が覆い茂った中の緩やかな坂道を下り進み「玄賓庵(げんぴあん)」の白い土塀の脇を通り抜け、山裾の柿畑や田畑及び雑木林などが連なる狭い道を石畳や砂利道を上り下りしながら、神社の由来になっている神水の井戸・狭井(さい)がある「狭井神社」前から、三輪山を御神体とする日本で最古の神社「大神神社」に到着、参拝、最後のトイレと列詰め休憩を取りました。
神社を後にし、暫くして、聖徳太子創建伝承の禅寺である「平等寺」へ美しく整備された境内を通り抜け急な階段を下り鬱蒼とした森の中を進んで、小堂に2枚の岩に釈迦如来像と弥勒菩薩像が浮き彫りされている、重要文化財の石像が安置されている「金屋の石仏」を経て、「仏教伝来之地碑」が建つ金屋河川敷公園から大和川(初瀬川)に架かる馬井手橋を渡り桜井市市街地に進んで、JR・近鉄・桜井駅に先頭は14時50分頃、十数分遅れでアンカーが到着しました。
今日は少し汗ばむ状況でもありましたが、無人販売所での買物やのんびりと移り行く初秋の景色を楽しみながら17qの長距離を参加者の皆様は堪能されたのではないでしょうか、ありがとう御座いました。