今回の例会は、謎の石造物「益田岩船」から明日香村越・真弓及び高取町佐田・市尾地区に存在する古墳を巡り、3月1日から開催されている高取町「町家の雛祭り」を楽しみました。
早朝は冷え込みましたが、雲一つない快晴の中9時50分頃参加者166名はストレッチ体操で体をほぐしスタート、白橿町住宅団地の西南部に位置する貝吹(かいぶき)山の東麓にある白橿近隣公園で列詰め休憩を取り、東麓尾根の狭い急な上り坂を5分程度進むと竹林に囲まれた中に巨大な石造物「益田岩船」が出現、大きさは東西約11m、南北約8m、高さ約4.7mで、上部には一辺約1.6m、深さ約1.2mの穴が二つくり抜かれていて、岩の重さは5・600トンとの説があり、飛鳥の亀石や酒船石等々と謎の石造物の一つでその中でも最大級のものとされています。
岩船を後にして、竹林や杉・檜及び雑木林などの藪の中の狭い山道を一列になった長い列は慎重に進み、やがて視界が開け田畑の風景が広がり、暫くして明日香村越地区西側の丘陵先端部に墳丘がシートで覆われた「牽牛子塚(けんごしつか)古墳」へ、墳丘は八角形墳の対辺長約22m、高さ約4.5mで横口式石槨(せっかく)は中央に間仕切り壁があり二つの墓室の石室がある古墳から下り進み、静かな佇まいの山里の中のある老人福祉施設前を通り抜け、越地区集落の中に所在する「岩屋山古墳」へ、20数段の階段を上り横穴式石室の中へ、石室の造りは玄室の壁面は2段積み、奥壁は上下各1枚、側壁は上段2枚、下段は3枚の切石で、天井石は大きな一枚岩からなる精巧な造りの石室を見学して、古墳から直ぐ近くの飛鳥駅前で列詰めトイレ休憩を取りました。

休憩後、高取川沿いを南へ暫く進んで、真弓集落に入る手前の小高い森に鎮座する「櫛玉命(くしたまのみこと)神社」へ境内奥の本殿に進み参拝、本殿前の対の狛犬の一つの吽形(うんぎょう)の右足には子供の犬がしがみ付いている珍しい狛犬に参加者は気付かれたかどうか、神社を後にして、のどかな山里の真弓集落へ緩やかな上りの坂道の沿道には多くのプランターに植えられたスミレの花等々に癒されながら真弓丘陵にある「マルコ山古墳」に、直径約23m、高さ約5.3mの六角墳で、綺麗に刈られた草に覆われた墳丘を廻り進み、真弓集落を後にして、山裾の狭い山道から高取町佐田地区に入り、ここも山里の静かな集落で満開の紅梅に早春を感じながら、真弓丘陵の東南部に鎮座する「春日神社」と「束明神古墳」へ、神社参道の99段の階段を息急きながら上り「春日神社」へ参拝、その境内の東側に八角形墳で対角長約30m、高さ約2mの小高い墳丘の「束明神古墳」を見て、元の階段を下り佐田集落から南へ暫く進んで西側の山の中腹に鎮座する「素戔鳴命(すさのお)神社」へ階段を上り本殿へ、隣接して「岡宮天皇陵」を廻り進んで、田園風景が広がる道を南へ歩み「高取中央公園」に先頭は12時15分頃、アンカーは10数分遅れで到着、この頃から空は雲がかげり始め、やや弱い陽射しの中で昼食休憩を摂りました。

午後の出発前に参加者はスタッフから古墳の説明に聞き入り、13時過ぎ中央公園をスタートし西方向へ、前方には金剛・葛城の山々を望みながら田園地帯を通り、田畑に囲まれた中の「市尾墓山古墳」へ、墳丘の長さ約70m、高さ約10mの前方後円墳で墳丘は二段に築かれ、墳丘の草は綺麗に刈られていて美しい古墳の全体を眺めることが出来ました。
普段、石室内部は窓越しに公開されていますが、残念ながら今は、石室、石棺に発生したコケ・カビ対策のため、扉のガラス窓は遮断されていました。
次に訪れたのは、市尾地区内の樹木に覆われた丘陵を北から南へ廻り進み、狭い山道から丘陵上にある「市尾宮塚古墳」へ全長44mの前方後円墳で、石室に近づくとセンサーにより石室内がライトアップされて奥の石棺が浮かび上がり、参加者の皆様は順次見入っていました。
古墳を後にして、東側に鎮座する「市尾天満神社」境内を通過し参道石段下には、幹回り5・6mのクスノキの巨木を見て、近鉄・市尾駅前から一般道路を田園地帯から山間の中を東に進み、のどかな松山・吉備地区の集落を通り進み、高取町「土佐街道」に14時50分頃到着、ここでゴール・解散し、参加者の皆様は三々五々お雛様の見物へ、「街の駅・城跡」にあるメーン会場の「姫の里親館」には「天壇のお雛様」が15段の雛壇に500体の雛人形が飾られていて圧倒され目をみはる思いでした。
土佐街道沿いの町家に飾られた数々の雛人形やジャンボ雛を見ながら近鉄・壺阪山駅へ向かい帰途に着かれました、15qの健脚コース無事完歩、お疲れ様でした。