今回の例会はバスウオークで、奈良県西南端に位置し和歌山県と隣接している野迫川村を訪れ、「立里荒神社」参拝の後、「世界遺産・熊野参詣道小辺路」を歩きました。
「熊野参詣道小辺路」は、2004年7月「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録され、真言密教の総本山・高野山から熊野本宮大社という二大聖地を最短距離で結ぶ参詣道で、高野山から伯母子峠・三浦峠・果無峠と1000m級の峠を3つ越えて熊野本宮へと至るハードなルートで、途中は山登りのきついアップダウンを繰り返しますが、石仏や地蔵、苔むした石畳、茶屋跡や屋敷跡等、昔の古道の雰囲気を数多く残していて、この参詣道は、ほとんどが山中を通り、昔ながらの歩き旅を体験することができますが、今回の、野迫川村内のルートは、林道タイノ原線の舗装道や山道の約8㎞の一部を歩きました。

梅雨明けした今日は、天候に恵まれ、事前予約した参加者117名はバス4台に分乗して近鉄・橿原神宮前駅を9時過ぎ出発、途中、京奈和道路「かつらぎIC」を経て、西高野街道から「高野山」を経由して、高野龍神スカイライン(国道371号)を通り、野迫川村のほぼ中央にそびえる荒神岳(1,260m)の山頂に鎮座する「立里荒神社」に11時30分到着。
ここで「荒神社」の参拝と昼食休憩に1時間の自由行動を取りました。
「荒神社」の祭神は、火産霊神(ほむすびのかみ)と誉田別命(ほむたたわけのみこと)で、商売繁盛の神や火の神、かまどの神として崇められており、また、日本三荒神(「宝塚市の清荒神」と「桜井市の笠山荒神」)のひとつとしても知られています。
バスを降りて、各自、まず参拝を、本殿まで約200mの緩やかな上りの歩きやすい石段を、途中、折り返して上り、又、長い石段に沿って全国各地から奉納された「木製の鳥居」が途切れず連続する中を上り進み厳かな造りの拝殿へ、拝殿前の広場には大きめの黒い玉砂利が厚く敷き詰められており、又、拝殿を仰ぎ見ると、大きな杉の木が拝殿の軒を貫通していて、10段ほどの石段を上り拝殿へ進み参拝。

参拝・食事等を終え12時30分「荒神社」を後にし、約20分で高野龍神スカイライン沿いの、現在、閉鎖中の「野迫川村総合案内所・鶴姫」に到着、広場でストレッチ体操の後、13時頃ウオーキングのスタート。
現在、通行止めとなっている「林道タイノ原線」に入って直ぐ、急な上りの坂道をゆっくりと約500m進んで、上りきるとそこからは、緩やかな下りの林道となり、暫く進むと「高野山10.1㎞・大股6.3㎞」の「熊野参詣道小辺路」の案内標識が、ここで「小辺路」と合流。
通過交通の心配もなく、安心してゆったりと、我々団体のみが歩く林道を進み、遠く山並を望みながら、途中、「東屋」がある展望所で、水分補給と列詰め休憩を取りながら、「鶴姫」から約4㎞進んで「今西辻」地区に建立されている「林道開通記念碑」をすぎて間もなく、急な階段を下り山道へ、狭い山道を約400m進んだ後、しばらく林道を歩き、再び山道への分岐地点に佇む「地蔵石仏」に迎えられ、古道の雰囲気が残る木々の間の緩急がある下りの狭い山道を、途中、地蔵石仏を見ながら約1.5㎞進み、林道に出る手前の急な階段を慎重に下って、再び林道に合流し、そこから約300m進んで、「危険クマ出没」が張られた「大股1㎞」の案内標識を見て、最後の山道に入り、途中から急な下り坂となり、一歩一歩慎重に足を踏みしめながら下り、ゴールの「大股」に先頭は15時10分頃、10数分遅れでアンカーが無事到着しました。
到着後、全員トイレを済ませ、16時頃バスは出発、「林道タイノ原線」は通行止めの為、バスは野迫川温泉から西へ大回りして、高野龍神スカイラインに出て、スタート地点の「鶴姫」から元来た道を戻り、橿原神宮前駅に18時20分頃到着しました。
今日は、バスによる長時間の移動でしたが、参加者の皆様は、疲れた様子もなく元気に帰途につかれました。