今回は“聖徳太子の里から明神山へ”14q”を歩きます。
王寺町には聖徳太子を太子町まで葬送したとされる太子道が通り、またその道沿いには太子ゆかりの歴史が数多く残さています。王寺町では、あちこちに、公式マスコットキャラクター“雪丸”くんに出会えます。
明神山…標高が273.6mと低い山ですが、とても眺めがよいところです。登山口になる赤い大きな鳥居をくぐると、緩い登り道が続き、40分ほどで山頂に着きます。緑の濃い参道にはつつじが咲きだしています。山頂に着くとそこには360度の大パノラマが待っています。下見の日はあいにくの雨。視界が全くきかずガッカリでした。しかし、天気予報では5月3日は“晴れ”とのことです。当日は、東は大和三山に高見山、西はあべのハルカスに大阪湾、北は若草山に東大寺さらには比叡山までと、素晴らしい眺めが楽しめます。乞う、ご期待!
史跡尼寺(にんじ)廃寺跡…午後からは古代世界へタイムスリップします。飛鳥時代後半に創建された寺院跡で、なかでも、搭跡で見つかった礎石は約3.8mもある巨石で、日本最大級のものです。この塔心礎の復元模型は“尼寺廃寺跡学習館”に展示されています。
武烈天皇陵…第25代の天皇で“暴君”として伝えられています。「皇后も御子もなく没した」ため、仁徳天皇の王統は断絶しました。そして“越(こし)”の国から継体天皇が迎えられました。裏手から見る大きな陵墓に目を見張ります。