今年の+1dayは、古代豪族の和爾(わに)氏と物部氏の本拠地を巡ります。地域の方から「おもてなし」があるとのことです。お楽しみに!

上街道…天理駅をスタートして間もなく、上街道に入ります。上街道は吉野・伊勢への交通路として発展しました。所々に残る虫籠窓やウダツなどのある家が、往時の風情を残しています。古代の官道の“上ツ道”を踏襲しています。
在原神社…御祭神の在原業平は阿保親王(平城天皇の皇子)の5男で、歌人として有名です。在原寺跡があり、そこには明治初年まで本堂・庫裏・楼門などが建っていました。
和爾下神社…前方後円墳の上に建つ神社で、もとは和爾氏と櫟井氏の祖先が祀られていました。境内には万葉集の歌人で有名な柿本人麻呂の柿本寺跡があり、古墳の天井石が置かれています。
白川ダム…高瀬川と楢川から流れる水を満々と貯え、貯水池を挟んで雄大に連なる青垣の山々が見渡せます。長閑で美しい景色の中で昼食を食べます。
石上神宮…御祭神の布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)は、出雲の国譲りの際に武甕槌神(たけみかづちのかみ)が帯びていた神剣です。大正2年まで本殿は無く、拝殿奥は禁足地とされていました。
『日本書紀』によれば、垂仁天皇の時代に剣一千口が納められ、数々の武器が収蔵されていたと考えられています。朝廷の武器庫であったことから、この地に本拠を持ち、朝廷の軍事を司った物部氏が祭祀を含め、石上神宮を管轄しました。