“新春初詣ウォーク”は率川(いさがわ)神社で厄除け・開運のお祓いを受け、午後は春日大社の摂社若宮15社を巡ります。またゴールした後、“初詣お楽しみ抽選会”をはぐくみセンターで行います。奈良の銘酒「豊祝」を皆さんにお配りするほか、素敵な賞品が当たります。皆様のご参加をお待ちしています。

率川神社…本殿の中殿の姫君(媛蹈鞴五十鈴姫命―ひめたたらいすずひめのみこと)をはさんで、左右の御殿には御父神(狭井大神−さいのおおかみ)と御母神(玉櫛姫命―たまくしひめのみこと)が、まるで姫神を守るように建てられているため子守明神と呼ばれています。またこの鳥居は前後に稚児柱が立つ両部鳥居といい、安芸の宮島の厳島神社と同様の鳥居です。
御霊神社…奈良時代、華やかな天平文化の影に、権力の座を巡って凄まじい争いが繰り広げられていました。敗れた者は非業の死を遂げ、勝者は殺された者の怨念を恐れました。そして勝者は恐怖から逃れるために、その霊を鎮め、神として祀るようになりました。このように御霊信仰が広まり、各地に御霊神社が建てられるようになりました。なら町の御霊神社には早良親王、井上内親王、他戸親王などが祀られています。
若宮十五社巡り…ご利益の異なる神様を参拝して巡ることで、生涯の安穏が得られるとされています。神護景雲2年(768)平城京の守護のために創建され、やがて藤原氏の氏神となった春日大社で、近年、若宮十五社巡りの人気が高まっています。