今回は、1400年にわたる悠久の歴史を伝える最古の官道「横大路」(2017.4.28日本遺産に認定)を歩きます。歩く距離は14qですが、ほぼ平坦な道を歩きます。

横大路…二上山から三輪山までを、東西にほぼまっすぐに結ぶ道で、難波京から飛鳥京を結ぶ官道として整備されました。横大路には東から上ツ道(上街道)、中ツ道、下ツ道(中街道)等が交差し、伊勢神宮に通じるこの道は伊勢街道(伊勢本街道)とも呼ばれています。
不動院…大日堂ともいい、本堂は大和高田市内で数少ない国指定文化財になっています。棟木の墨書銘によると1483年(文明15)に高田城主當麻為長(たいまためなが)が大願主となって建てたものです。
太神宮灯篭…伊勢神宮に参拝する人たちで賑わった街道に、伊勢神宮までの道先案内として設置されました。
札ノ辻…江戸時代、中街道と横大路と交差する付近に札ノ辻と呼ばれる高札場が設置されました。八木の町はここを中心に発達し、当時の賑やかな様子が今も窺われます。
三輪神社…中ツ道と横大路が交差した所に建ち、境内南西隅には古代寺院の跡と思われる礎石が残っています。また、境内にある欅(ケヤキ)は、江戸時代に刊行された「西国三十三名所図会」にも描かれており、現在は太い幹に空洞が見られますが、長い年月、往来する人々を見守ってきました。

2018年も楽しいコースを計画しています。皆様のご参加をお待ちしています。