今回のうるはしの大和路一周ウォークは、巨勢路から土佐街道を経て明日香に入り、山田道を桜井に至る22kmのコースです。
飛鳥の壁画古墳…キトラ古墳と高松塚古墳は石室内に壁画が描かれた古墳で、いずれも7世紀末から8世紀初めに造られました。キトラ古墳壁画体験館「四神の館」では天文図や玄武・青龍・朱雀・白虎の四神などが描かれた壁画をわかりやすく紹介されています。
乙巳の変(大化の改新)の舞台…飛鳥京跡は三代の天皇が宮を定めたところで、そのなかの飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)は、蘇我入鹿が中大兄皇子に討たれた乙巳の変の舞台になったところです。討たれた入鹿の首は飛鳥寺まで飛んでいったとのことで、飛鳥寺の西方には「入鹿の首塚」が立っています。山田寺は中大兄皇子に協力した蘇我石川麻呂が建てた寺で、今は金堂と塔の土壇が残るのみとなっています。昭和57年に東回廊の一部が倒れたままの状態で出土し、現地説明会には多くの人が訪れました。
そのほか、土佐街道での「高取町町屋の雛祭り」、安倍文殊院の浮見堂、「互の目」模様の石室がある安倍文殊院西古墳など、見どころ一杯のコースです。