5月5日(土・祝)の例会は、新緑の緑の香りを満喫しながら葛城山麓をJR御所駅からJR五位堂駅まで約17kmを歩きます。歩行距離が長くて心配な方々でも大丈夫なように中間ゴールとして、近鉄当麻駅を設定しました。また、普段はあまり通らないルートも通りますので、奮ってご参加ください。お待ちしております。
◆笛吹神社(ふえふきじんじゃ)
(正式には「葛城坐火雷神社(かつらぎにいますほのいかずちじんじゃ)」という)
旧忍海郡14ヶ村の総鎮守社。ご祭神は火雷神(ほのいかずちのかみ)と天久山彦尊(あめのかぐやまひこのみこと)の他、笛吹連の祖、火明尊、高皇産霊命など四神。拝殿下の境内には日露戦争の記念のロシア製「加農攻守城砲」が置かれています。付近には県の天然記念物に指定されているイチイガシが群生し、笛吹神社古墳(県指定)もあります。
◆博西神社(はかにしじんじゃ)
国指定・史跡の屋敷山古墳の西に建てられた神社であることから、「陵西」または「墓西」とも書かれ、創建や由緒は明らかではありません。ご祭神は北殿が下照比売命(したてるひめ)と、南殿は菅原道真とされている。現本殿二殿は室町時代末期に建立されており、一間社春日造、銅板葺で国指定重要文化財です。
◆屋敷山公園
「屋敷山公園」は葛城山麓にある屋敷山古墳を中心とした総面積約58,000u規模の総合史跡公園です。
◆屋敷山古墳と新庄城跡
屋敷山古墳は全長135mの前方後円墳。
(後円部経:約77m、高さ:約15m、前方部幅:約90m。1972年(昭和47)に国指定史跡に指定されている)
築造は5世紀中頃と推定。戦国時代には領主の布施氏が古墳に館を築きました。さらに江戸時代には大名に取り立てられた桑山一晴が、この古墳を利用して、陣屋(大和・新庄城)を築いたため墳丘は大きく変形しています。古墳は竪穴式石室に長持型石棺が納められていたようです。
◆長尾神社
ご祭神 天照大神、豊受大神 水光姫命(みひかひめのみひかみこと) 白雲別命(しらくもわけのみこと)
ご祭神は伊勢神宮の内宮、外宮の大神で家内安全、無病息災、諸願成就の神様です。更に、交通安全・旅行安全の神様としても厚く信仰されています。また、蛇の伝承が伝わる大神神社(三輪明神)は蛇の頭で、この長尾神社が、その尾っぽという伝承があります。境内の絵馬殿には1779年(安永8)の古い絵馬があります。
◆當麻寺
當麻寺は用明天皇の第三皇子・麻呂子親王が河内国(太子町)に建てた「万法蔵院」を、その後、麻呂子親王の孫、當麻真人国見が、壬申の乱の後、役行者の練行地であった現在地に移したと伝わる。681年に金堂、講堂、東塔などが完成し、寺号を當麻寺と改めた。1180年(治承4)、平家の南都攻めの際に當麻寺も襲撃され金堂が大破、講堂も焼失したが、まもなく源頼朝が再建した。823年(弘仁14)に空海が参籠して真言密教が伝えられ、現在は真言宗と浄土宗が併立する一山二宗派の寺となっています。