第5回「大和の国中・奈良盆地一周ウオーク」は、大和盆地の南端に位置する御所市を、JR・近鉄・吉野口駅からJR・御所駅までの古道「巨勢の道」から「葛城の道」を18km歩きます。
奇祭の「ヒキアイモチ行事」が開催される「川合八幡神社」から「巨勢の道」を「栗坂峠」を経て「葛木御歳神社」・「船宿(せんしゅく)寺」から「風の森峠」へ進み、「葛城古道」に入り、金剛・葛城山の山裾の高台にある道を、大和盆地が見え隠れする景色を眼下に望みながら由緒ある神社仏閣を巡ります。
【葛城古道】
金剛・葛城山麓を南北に走る山裾の道で、街道として最も古いと言われる竹ノ内街道から、葛城市寺口・笛吹を経由して、御所市小林・櫛羅・楢原・森脇・名柄・極楽寺・朝妻・高天・伏見・鴨神に至る古道で、この道に沿って数多くの名神大社や由緒ある寺院が存在し、また、この道は、鴨族、葛城族などの古代豪族が、当時の主要道として往来していた道でもある。
【船宿寺(せんしゅくじ)】
寺伝によると、東大寺の再建に力を尽くした行基が葛城の地を訪れた際に夢枕に老人が現れ、「ここから東の山に船形の石がある。その上に薬師如来像を祀るように」と告げられた。行基は、これに従い、お告げ通りに発見された石の付近に庵を建てたのが始まりとされる。
【高鴨神社(たかかもじんじゃ)】
御所市鴨神の金剛山東山麓にある神社で、京都市の賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)を始めとする全国のカモ(鴨・賀茂・加茂)神社の総本社と称され、葛木御歳神社(中鴨社)・鴨都波神社(下鴨社)に対して「上鴨社」と称されています。
【吐田(はんだ)極楽寺】
興福寺の座主として名僧の誉れ高かった一和僧都が、天歴5年(951)に開いたとされる。南北朝時代には楠木正成の祈願寺となり、南朝方の合言葉に「極楽寺」が用いられたという。
【一言主神社】
この神社は、願い事を一言だけ聞いてくれる「一言(いちごん)」さんとして親しまれ「無言まいり」の神として広く信仰されている。古事記には、雄略天皇に名を問われ「吾は悪事も一言、善事も一言、言離(ことさか)の神、葛城の一言主大神ぞ」と答えたと記されている。
【九品寺(くほんじ)】r /> 九品寺は奈良時代の僧、行基が聖武天皇の勅により開基した、山号は戒那山(かいなさん)。本尊は阿弥陀如来坐像。境内や裏山には「千体石仏」と称される多数の石仏がある。
【六地蔵石仏】
室町時代に作られたもので、地元の村人の強い信仰の対象となっている、向かって右から天上道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道となっています。六道に住む生き物を様々な苦しみから救済するという信仰からきている。