平成21年(2009)5月2日、奈良県ウォーキング協会が誕生しました。平城宮跡から秋篠川を南下し、羅城門跡を経て郡山で設立総会を行ったコースを、今回は逆に辿ります。今も元気に歩いておられる方たちには懐かしさを、また私達は諸先輩の努力に感謝をしながら歩く、15㎞のメモリアルウォークです。

羅城門跡…ここに平城京の正門である羅城門が建っていました。桁行5間約26m、梁間2間約10mと朱雀門とほぼ同じ大きさで建てられていました。外国からの使節や貴賓はこの門をくぐり平城宮へ、またこの門をくぐり平城京を去っていきました。
九条公園…ここから銅銭が1枚出土しました。富本と刻まれていることから「富本銭」と名付けられています。飛鳥池工房からは富本銭の鋳型、地金を溶かしたルツボ、仕上げ用のヤスリなど富本銭の鋳造に使った遺物が大量に出土しました。現在、飛鳥池工房跡に奈良県立万葉文化館が建っています。
薬師寺…天平2年(720)に建てられた東塔(国宝)は各階に裳階(もこし)が巡り、六階に見える三重塔です。昨年11月、足掛け11年をかけた大修理が完成しました。日本の古代建築を代表する美しい姿が蘇りました。
平城宮跡…平成5年に朱雀門本体の復元工事が開始され、平成10年に完成されました。朱雀門の前では新羅や唐といった外国使節の送迎を行ったり、大勢の人々が集まって歌垣というイベントを行う社交の場でもありました。正月には天皇が朱雀門まで出向き、新年のお祝いをすることもありました。今の宮中参賀のようです。
そして朱雀門から幅75mの朱雀大路が約3.8㎞先の羅城門まで一直線に伸びていました。