真夏の様な暑い日差しが照り付ける今日の例会は、奈良盆地のへそに位置する磯城の里・田原本町から三宅町の花・万葉の花「あざさ」を観賞し、川西町の古墳を巡りました。
近鉄・田原本駅から少し東にある「田原本町イベント広場」に参加者を誘導案内し、恒例の出発式と、ストレッチ体操で体をほぐし9時50分頃、160名は元気にスタートしました。
まず「イベント広場」の隣に鎮座する地元では「祇園さん」の愛称で親しまれている「津島神社」から、市街地中心部を北へ町役場前から東に進み、国道24号を横断してすぐに田園風景が広がり遠くには巻向山や龍王山等大和青垣の山々を望みながら大和川に出ました。
大和川に架かる天王橋から左岸堤防道路を北へ進み、川の水量は豊かで涼やかな水面を望みながら鬱蒼とした森が目の前に、大和川の左岸沿いに鎮座する、織物の神・天萬栲幡千幡比売命(あめよろずたくはたちはたひめのみこと)を祀った「池坐朝霧黄幡比賣神社(いけにいますあさぎりきばたひめじんじゃ)」に10時40分頃到着、最初の水分補給と列詰め休憩を取りながら夫々参拝しました。
神社を後にして法貴寺の集落を西へ歩みを進め、鍵・唐古地区に立地する国史跡の「唐古・鍵遺跡」へ弥生時代の環濠集落遺跡で、広大な田園地帯の中の「唐古池」の西南隅に、第47次(1991年)調査で出土した土器絵画を基にして1994年に復元された、高さ12.5mの2層式の楼閣が、珍しい楼閣を仰ぎ見て進みました。
鍵・唐古地区を後にして今里の集落へ進み、「無形民俗文化財」として国の指定をうけている「蛇巻き(じゃまき)」の蛇が巻かれている木がある神社の「杵築(きつき)神社」へ、ここでも暑さ凌ぎの為に水分補給休憩を取りました。
この神社の「蛇巻き」は農作物の豊作を祈ると共に、男の子の成人を祝う節句行事で、毎年6月に蛇の形をした長さ18mの蛇綱を、13才から15才の男の子が村中を持って回ると言う珍しい行事です。
神社を後にして、すぐ傍を流れる「寺川」へ、今は川沿いに説明板が有るのみで、当然面影は全くないですが「今里の浜」へ、ここは江戸時代に大坂・堺と大和を結ぶ川港があった場所で、鉄道交通が発達する明治25年頃まで、大和川舟運の寺川筋の船着き場で在ったところとされている場所を通り過ぎました。
当時の思いを馳せながら田原本町を後にして、三宅町へ岩見地区の新興住宅の集落へ入り満水の「岩見新池」の周囲を回り進み、田園が広がる岩見地区を進み行く西を望む遠くの景色は変わり二上山から葛城・金剛の山々を眺望しながら、京奈和自動車道高架下の歩道橋を渡り進みました。
次に、聖徳太子が法隆寺を建立のため「斑鳩の里」から「飛鳥の里」へ愛馬「黒駒」に乗って通われたと云う伝承がある道「太子道」へ、その太子道沿いに鎮座する「杵築神社(伴堂:ともんど)」へ、ここでも水分補給と列詰め休憩を、この神社の祭神は須佐男命(すさのおのみこと)で拝殿には「おかげ踊り」の絵馬が奉納されています、慶応4年(1868年)に奉納された絵馬は、奈良県指定有形民俗文化財の指定を受けています。
神社から太子道を少し南へ進み、犬養孝氏が揮毫した「三宅の原」を詠んだ万葉歌碑が平成8年(1996年)3月に建立された街園へ、ここには「あざさ」が植栽されていて、初夏から初秋にかけて黄色い五弁の花を咲かせ、花弁の大きさは3〜4cmで早朝に咲き昼頃に萎むという花で、11時過ぎのこの時間帯では残念ながら花は萎み花弁は見ることはできませんでした、まさに「幻の花」でした。
街園を後にして三宅町役場前から、12時15分頃「三宅中央公園」に到着、ここで昼食休憩を摂りました。
昼食後は、2011年から実施して来た「ウオーク1800」の県内39市町村をすべて訪れた会員9名の方に達成記念品を贈呈(因みに、スタッフは12名)又、三宅町副町長の歓迎の挨拶と、「あざさ」を守り・広める活動をされている地元代表者の説明を受け、三宅町役場からの「お土産」で花瓶に入った「あざさ」を30名の方に、和やかな雰囲気の中当選者に「あざさ」を贈呈しました。

午後も更に日差しが強く照り付ける中、ここで体力に自信のない方が数人リタイヤされましたが、13時頃に残る参加者は暑さも何のその元気にスタートしました、少し風が出て周囲の水田の青々と生育した苗が風に揺られ目にやさしく映る中少しでも癒されたか、とにかく強い日差しの中を約1.0q進んで、再び「太子道」に出まして北へ、拝殿に「伊勢大神宮へのおかげまいり」の絵馬が奉納されている「杵築神社(屏風)」へ、早くも水分補給休憩を取りました。
この神社の「おかげまいり」の絵馬も「杵築神社(伴堂)」と同様に江戸時代の慶応4年に奉納されたもので、県指定有形民俗文化財です。
そこから、向かい側の「白山(はくさん)神社」の「聖徳太子腰掛石」を見て、「観世発祥の地」の碑が建立されている「面塚」を巡り、川西町に進みました。
川西町唐院に所在する、全長約190mの大型前方後円墳で国の史跡の、鬱蒼と緑に包まれて濠に浮かぶ「島の山古墳」を望み、古墳の西側に鎮座する「比売久波(ひめくわ)神社」に13時45分頃着きアンカー到着まで小休止を、さらに進んで「糸井神社」で最後の水分補給休憩を取りまして、ひたすらに東へ約1.2km歩みを進めて近鉄・結崎駅に先頭は14時20分頃に、アンカーは数分遅れで無事ゴールしました。
今日は、青空が広がりとにかく暑い日差しの中、参加者の皆様のご理解の下、各神社境内の木陰等でこまめな水分補給休憩を取りながらウオーク、熱中症等の事故もなく無事完歩されました、本当にお疲れ様でした。