朝から梅雨空で、今にも降りそうな天気のもと、はるばると近鉄市尾駅に86名の方々にお集まりいただきありがとうございました。中世に奈良南部に栄えた国人越智氏の遺跡を巡って歩きました。
市尾公民館前で受付、ストレッチの後、出発です。
まずすぐそばに有る天満神社から宮塚古墳に立ち寄ります。古墳内は照明が灯りはっきりと見ることが出来ました。
ここから曽我川に出て川沿いに北上します。兵庫に有るコンビニでトイレ、買い物に時間をとりました。
周囲は長閑な田園の中、斉明天皇陵にむかいます。ここには、天皇と娘の間人皇女が合葬されており、陵前には孫娘の大田皇女の墓もあり、またおなじく孫にあたる健王も合葬されているとのこと。最近では斉明天皇陵は、牽牛子古墳であるとの説が有力になってきています。
ここから人家を抜け郡界橋を渡り御所市にはいります。
神武天皇社の手前に大きな古い民家が有り立ち寄りました。ここで奥様より色々と貴重なお話を聞かせていただきました。
つぎに天皇社へ。ここも柏原という地名で明治期に今の橿原神宮の地とここが天皇陵かで迷ったそうです。水平社博物館前の橋を渡りふれあい公園へ。
ここで昼食です。食べ始めると雨が激しく降ってきました。大慌てで軒下に避難です。
12時15分に出発です。此の頃には、雨はあがってきました。
曽我川を渡り高取町へもどります。ここから本題の越智氏の地です。まず光雲寺へ。ここは越智氏の菩提寺です。ここで野村スタッフより越智氏について語っていただきました。
次に有南神社の予定でしたがパスしました。この神社は、越智氏の祖源親家を祀っています。社殿には越智氏の家紋が残っています。
次に天津石門別神社へ。ここも通りぬけです。この神社には拝殿は有りますが社殿はありません。この神社で、源親家が戦勝を祈願したと言われています。
少し行くと左手に低くなっているところがあります。この奥に越智氏の屋敷(城)があったところで「おやしき」とよばれています。ここで列詰め休憩です。
ここからカンジョ(乾城)古墳へ。先日の大雨で土砂が崩れるのかシートがかかっていました。この古墳は方墳で、このあたりの横穴では天井の高さが一番高いとか。ここにも照明がありました。
ここで二班に分かれます。A班はこのまま与楽寺方面から途中で一回の列詰め休憩をとり、リベルテホールをへ経て壺阪山駅へむかいました。14時15分の到着です。
B班は越智氏の本城である貝吹山城址へむかいます。この城が本城で高取城は詰城だそうです。途中ロープで上るとこもありましたが無事頂上へ。
後は南妙法寺町から白橿町から岡寺駅へ向かう予定でしたが、健脚が多く橿原神宮前駅へと向かいました。
時折雨に見舞われるという状況でしたが、無事ゴール。
お疲れ様でした。